- カテゴリ : ドラマ・映画など::相棒
- 2013/01/02 (水) 15:23
- タグ：相棒eleven感想
昨日の相棒Season11元日SP「アリス」
今回もいい話だった。ダンディーなおじ様ワールド。
50年以上昔の、華族制度が廃止された頃の時代の誘拐事件の謎を解く話。
昔の時代の、旧華族が泊まる立派なホテルを飛び出して遊びに行った二人組の女子高生のうち片方が神隠しに遭う。さらにその夜、そのホテルは謎の大火事で焼失してしまう。
あんな立派な建物が原因不明の大火事で全焼なんて怖い。そもそも火事自体が怖い。
2時間30分スペシャルだけに流れが複雑だったけど（今回に限った事ではない）今回は特に終盤が良かった。
甲斐君、相変わらず右京さんに馬鹿にされすぎである。
disられるような行動をするからだよ。わんわんお！
右京さんにとって甲斐君って、「周りをくるくる回ってる鬱陶しい子犬」くらいにしか見てないのかもね。
その50年以上昔の事件を探るのではなく、今回は男性職員が階段から突き落とされて殺害された事件に関して。
出店と呼ばれる警察内部の悪者達の司令官がなんと甲斐パパ。次長自重。
カイト君、あなたの親父のラスボス臭マジパネェっす。
ラスボスは官房長や雛子さんだと思ってたのに、真のラスボスが出てきたな。
時計にあった花のロゴから「闇に咲く花」を連想し、「8323987」と電話番号的な解釈をした右京さん凄い。
甲斐君がそれに合わせて時計の針を動かしたら床が動き、地下への階段登場。
ピロリロピロリロン♪って今にもゼルダの伝説の効果音が響き渡りそうだ。
その階段の先は、華族制度廃止による財産没収を免れるため財産を匿っていた宝物庫。
最近スマホアプリでこの手のゲームあるよね。まさか相棒で実現されるとは。
なんという謎解きゲー。右京さんがいなかったら永遠に闇に咲く事件だったな。
事件の真犯人は旧華族の末裔であり、華族制度廃止とともに財産を失った無念を晴らすため人質を取った。
右京さんの高笑い出たー！右京さん壊れてるんじゃね？
さらに、盗聴器を付けていた出店の皆様方も「話は聞かせてもらった！」と言わんばかりに地下へやってきて、甲斐君の顔を蹴った！
出店のおっちゃん足上がるなー。さすが警察官……じゃなくて！甲斐君大丈夫かよ！ついこないだ記憶喪失するくらいフルボッコにされたんだからもうこれ以上痛めつけるのやめてあげて！っていうかイケメンの顔を蹴るな！
真犯人は華族制度の廃止による損失を嘆いていたけど、同じ立場で苦しい人はたくさんいた。決して彼だけだったのではない。という話でした。
最後にびっくりしたのが、右京さん（水谷豊さん）まさかの一人二役！
57年前のホテルの火事の再現シーンで、身動きが取れずにそのまま焼死した人、一瞬右京さんに見えたと思ったら本当に中の人が同じだった。
それが分かるのは、回想でのホテルのロビーのピアノを弾いていたダンディーなおじ様。右京さんタイムスリップ！？いいえ、一人二役です。
撮影における演奏シーンってスタントマンを使って手元をアップで映して本人が弾いてるように魅せるのが多いんだけど、これは違うんだな。水谷豊さん本人が実際に弾いてるの。素敵。
どおりで大叔母様は数十年後ロンドンで出会った右京さんに父の面影を見て涙したわけだ。世の中には同じ顔の人がいるというのはこういう事か。
＊ ＊ ＊
内村部長は表しか見てない。めんどくさそうな事件はすぐに揉み消したり適当に流したりする。それでよく刑事部長が務まるなぁ！ハゲぞのさまもこないだ散々愚痴ってたしな。
でもこういう理不尽なウザキャラもいるからこそ相棒メンバーは調和が取れているんだと思う。いなかったらそれはそれで寂しいし物足りない。
部長のウザさは3月に公開される映画相棒X-DAYでも同じようで、予告で部長に食って掛かるイタミンの姿があった。「アンタに言ってんだよ！」とか。
次回予告マジありえねー！エイプリルフールはまだ先だよ？
そもそもエイプリルフールの時期は相棒やってないはずだよ？
イタミンが合コンだって。
せりざわは首が取れて宇宙に吹っ飛ぶ勢いで大爆笑しそう。
