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- 2016/08/10 (水) 21:16
- タグ:怖い話
深夜に、布団の足のほうを黒い影がよぎった。
その時ちょうどゲームしてたからそっちに集中してて気にしなかったけど、ゲーム終わらせた後また小さな黒い影が同じように布団の足のほうをよぎった。
肉眼で捉えられるくらいの速さではあるけど、その正体がハッキリ見えなかった。ぼんやりとした小さな黒い影にしか。
布団の向かいで寝てた猫のモナは2回目でそれに気付き、びっくりして後を追うように壁をじーっと見つめていた。
嫌だなー怖いなーと思いつつ、恐る恐るモナの見つめる壁を見てみたら……
良かった、虫はいないようだ。
って何もいないのは逆に怖いわ!
壁には高校生の頃使ってた画板が立て掛けてあって、もしかしてその裏に何か虫でもいるのでは……!
翌朝その事を母に話したら、
「ノムちゃんが会いに来たんじゃないの?」
だって。
去年亡くなった愛猫ノムリン(ノリィ)の魂が……成仏せずにこの部屋を彷徨っていると!?いやいやいやそれは。
でもぶっちゃけ霊なら霊であって欲しいわ。
霊より虫のほうが怖いもん。
モナは、壁をあまりにも長く見つめていたのか、その場で寝てた。